歳時記 | 【公式】ホテル風の薫UMI

駿河湾産 生しらす

2017/02/01

 
2月 料理長おすすめの一品「駿河湾産 生しらす」
 

「しらす」は漢字で「白子」。その名の由来は体が透明だから。
カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシなどイワシ類の生後
12ヶ月の幼魚の俗称を「しらす」と呼びます。
静岡県は、黒潮の流れがあり、沿岸付近には栄養分のある河川水が多く流れ込み、
しらすの生育に適した環境。そのため高い水揚げ量を誇っています。
 
しらすは豊富な栄養素の宝庫です。
【カルシウム】
なんと小皿1杯、100gほどで、1日分のカルシウム、約500mgも摂れます。
カルシウムは吸収率の低い栄養素ですが、ご丁寧にしらすには、その吸収を
促進するビタミンDも多く含まれているのです。
しらすをポン酢醤油などと一緒に召しあがると、柑橘類やお酢に含まれるクエン酸が、
カルシウムの吸収を助けてくれるという、美味しい相乗効果を発揮します。
DHAEPA
DHAは、脳細胞に働きかけ、記憶力の向上、認知症などの老化防止効果があります。
また、人間の痩せるホルモンに働きかけ、中性脂肪や、体内の悪玉コレステロール値を
下げる作用があります。
EPAは、コレステロール値を下げ、血液をサラサラに保ちます。高血圧や動脈硬化、
脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病などの生活習慣病を予防します。
 
【ミネラル】
しらすには天然のミネラルである、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、セレニウム、
鉄、などが豊富に含まれています。疲労回復、ストレス緩和、風邪などの免疫力低下を
予防します。
 
【エラスチン】
エラスチンは、コイルのようにコラーゲンに絡み付き、お肌のハリと弾力を維持するタンパク質で、皮膚の真皮や血管に存在します。お肌のエラスチンは、歳と共に減っていき、シワやたるみの原因となります。
【メチオニン】
メチオニンは、必須アミノ酸のひとつで、お肌の細胞を作るタンパク質、ケラチンを形成しています。肝機能を高めたり、アレルギー、老化の症状を緩和する作用もありますが、体内で作る事ができないので、食事から摂ることが大切です。
 
栄養たっぷりの生しらすですが、産地で味わえばまた格別です。
生しらすの甘みやほろ苦さは、採れたて新鮮でなければ体験できません。
是非、風の薫まで足を運んでいただき、海の風を感じながらお試しください