歳時記 | 【公式】ホテル風の薫UMI

中秋の名月

2017/10/02

中秋の名月とは旧暦815日の月のこと。いわゆる「十五夜」のことです。

ちなみに「仲秋の名月」という表現もありますが、これは「旧暦8月の月」を意味するので、
十五夜の月(旧暦815日)に限定されなくなり、指す範囲が広くなります。

単に、旧暦815日の月ことを「十五夜」「中秋の名月」と呼び、日取りの問題であるため、
それが満月かどうかというのは関係がないそうです。

「十五夜」というと満月のイメージが強いですが、実は、中秋の名月は必ずしも満月とは限りません。

ただ、昔は天文学が未発達だったので、「秋分の日に最も近い満月」という意味で、旧暦815日を
「満月」とみなしていたようです。
実際、陰暦15日は、月の満ち欠け周期の半分(29.5÷214.8)にだいたい相当するので、満月に
なることが多いようです。

今年2017年は、中秋の名月が104日、満月の日が6日なので、2日のずれがあり、

残念ながら満月ではありません・・。

 

なぜお月見にはお供えものをするの

お月見にお供えものをするのは、月が風雅の対象だけでなく、信仰の対象でもあったから。
十五夜、十三夜、十日夜の3月見は収穫に感謝するお祭りなので、収穫物をお月様に

お供えするようになりました。お馴染みの月見団子もお供えもののひとつです

 

なぜ十五夜にススキを飾るの?

ススキは神様の依り代と考えられており、稲穂が実る前なので、稲穂に見立てたススキが選ばれた
といわれています。また、ススキの鋭い切り口が魔除けになるとされ、お月見のあと軒先に吊るして
おく風習もあるそうです。

 

風雅で感謝と祈りに満ちた素敵な行事「お月見」をお楽しみください。